平成26年度第6回合気道広域合同稽古報告


平成27年3月19日(木)18時半より今年度最終回となる広域合同稽古が行われた。
参加者は33名。
 藤城清次郎都連理事長より開会の辞と今回の講師である藤巻宏本部道場指導部
師範と小山雄二・内田直人両指導員の紹介が行われた。
 まず藤巻師範による準備体操があり、ゆったりとした雰囲気の中で稽古開始となっ
た。
 転換の基本で体を慣らしたところで、座技肩取第一教を自分が崩れないように相手
を崩す点を注意するよう表技を例に指導した。続いての片手取第一教・諸手取入り身
投げでは受身の初歩的な注意があって分かりやすかった。
 片手取呼吸投では入り身転換で脇を締めて行う説明が入り、諸手取四教についても
脇が空かないよう注意する指導があった。特に力の無い女性の場合、本来の第四教
を効かせることよりも力を出し切る感じでもっていくようにという一言が入った。普段の
稽古でも出し切る技をしているかとの藤巻師範からの問い掛けがあり、出し切る事の
難しさを実感させられた。
 横面打四方投げでは、打つ側は正中線から切り落とすようにし、取り側は相手を痛
めつける様な投げ方をする人がいるが、それは止め、自分の脇を締めて相手の脇を
空けるようにするようにとの説明があった。
 後ろ両手取十字投げは相手の顔を見てしまうと技が掛からないため、見ないように
注意するという指示が与えられた。
 後両手取小手返しを三人一組で稽古を行った。取は一人を投げつつ、もう一人を見
ている状態をつくり続ける。落ち着けば相手が見えてくる。ゆっくりでも構わないので
偶然ではなく次の相手が見える状態をつくりだすようにと指導した。
 最後に座技呼吸法が行われ、呼吸を整えて終了となった。
 閉会の挨拶として藤城都連理事長が「本日は年度最後の広域合同稽古であったが
来年度も年間六回の稽古を予定にしておりますので是非、次回も予定を入れてご参
加をお願い申し上げます」と述べ、締めくくられた。
 今回は藤巻師範・小山指導員・内田指導員が参加者全員と出来るだけ組むように動
いてご指導戴き、殆どの方々がお相手をさせていただくという贅沢な稽古となった。本
当に感謝感謝の年度最後の記念すべき稽古となりました。