【東京武道館主催】令和5年度第5回合気道広域合同稽古の報告


令和6年1月25日(木) 午後6時30分より8時00分まで東京武道館第一武道場にて令和5年度第5回合気道広域合同稽古が行われました。講師は鈴木 俊雄本部道場指導部師範、参加人数は43名、都連役員9名(藤城理事長、木下副理事長、渡辺理事、美濃部理事、嶺岸理事、井坂理事、数家理事、植田理事、大橋理事)が参加しました。
定刻6時30分、藤城清次郎理事長から開会挨拶後、令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々へお悔やみと、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げられました。また、参加者全員でお亡くなりになられた方々に対し、黙祷が行われました。続いて、藤城理事長から昨年11月2日に開催された第5回合気道広域合同稽古において、怪我をされた方がいたことに触れ、怪我の防止に万全を期し、相手に怪我をさせることのないように、相手への尊重と十分な配慮に努めるよう理解を求めました。続いて、当事者である怪我をした方から、当日の状況について、正面打ちを相手に打った際、初心者である自身に対して、高段者とみられる相手から手首への強い攻撃を受けたことにより、手首を怪我し治療に至った経緯や予後などについて説明がありました。続いて藤城理事長から鈴木師範の紹介があり、鈴木師範からも相手に怪我をさせないことの重要性、怪我の防止に努め、安全への意識を高め、互いを尊重しつつ、合気道のもつ特性や武道である合気道の心・考え方を十分理解し、自分や相手の経験値などの違いや良さを認め合い、また意識を高め合いながら「受け」「取り」を行い、稽古後には、楽しい気持ちになるように心掛けて稽古に励んでくださいとの説明がありました。その後、準備体操から始まり稽古会が行われました。

講師:鈴木 俊雄 本部道場指導部師範

鈴木師範から片手取り入身転換、正面打ち入身投げ、単独稽古による入身投げの段階的な受け身方法、横面打ち入身投げ、座技正面打ち第一教、正面打ち小手返し、肩取り第二教、天地投げ、片手取り回転投げ、後両手取三教、片手取り呼吸法、座技両手取り呼吸法の技をご指導いただきました。

鈴木師範は「自分のやる事、相手の実力を見極めながら、見る力、感じ取る力を大切にして稽古に臨むこと」、「相手に対して隙のないように動くことが大事ではあるが、正しい念と自分の心を観察し、意識が我欲に結び付きそうなとき、偏りが観られるときは、意識を転換させていくこと」、「受けに合わせた、自分の転換が細胞に染み渡るよう一つ一つ丁寧に行って下さい」などの説明に加え、時折り、師範自ら「受け」をとりながらご指導いただきました。

参加者は相手に怪我をさせないことの重要性、その防止についての大切さと理解をより深め、合気道ができる楽しさを味わいながら、稽古に励みました。
次回の広域合同稽古は
令和6年3月14日(木)18:30~20:30
講師: 櫻井 寛幸 本部道場指導部師範
(※)申込方法等の詳細は、スマイルスポーツリンクをご確認のうえ、お申込みください。
スマイルスポーツURL: https://smilesports.jp/event/tb/post_32.html